日本ではかねてより、南海トラフ地震が懸念されています。
安城市でも、最大予想震度は「6弱~7」。

めちゃくちゃオレンジですね。
夕張メロンくらいオレンジです。
ここでおさらい。
震度とは「揺れの大きさ」を、マグニチュード(M)は「地震の規模」を表します。
震度は、7が最大。
対してマグニチュードは、定義上、上限がありません。
地球で起こりうる地震に限定すると、理論上、最大はM10。
ちなみに、M12の地震が起こると、地球が真っ二つになるそうです。
エアロスミスが流れてしまいます。
そんな時はおとなしく、人生最後の日を楽しみましょう。
大地震対策
さて、将来必ず起きるといっても過言ではない南海トラフ地震。
これから住宅を建てるお方は、住宅の耐震性も気にしておられるでしょう。
日本の対地震技術はトップクラス。
住宅用の装置も、今はたくさん販売されています。
そもそも、耐震やら免震やら制震やら。
何が違うのでしょうか?
耐震は、壁や梁や柱そのものの強度を高め、地震に強い建物を造ること。
一般的ですが、大きな揺れには弱いのが弱点。
免震は、建物と地盤の間に免振装置をつけ、揺れを吸収するシステム。
大きな揺れでもしっかり低減させますが、大規模な工事が必要で、とても高価。
制震は、梁や柱に制震装置を取り付け、揺れを制御するもの。
耐震より強く、免震より手軽。バランス型です。
O様邸でも制振装置が用いられているので、今日はそれをご紹介します。
設置したのは、「evoltz」という制震ダンパー。

こんな見た目をしています。
震度1から揺れを吸収し、住宅の倒壊、損傷も防ぐそうです。
製造しているのは、かの有名なビルシュタイン社。
レーシング界隈では、最高品質とも名高いドイツのブランドです。
製造後、幾多の試験をクリアして世に出回ります。
作動耐久試験回数は、なんと100万回。
100万回試験。
9月に試験を終えた身からすると、吐き気のする数値です。
でもそれだけ性能が証明されているということ。
安心の数値ですね。
今日は、O様邸に設置された制振装置のご紹介でした。
このような装置が家にあるだけで、安心感が違いますね。
未曽有の大地震の時に、皆さんのご家族や貴重な財産を守ってくれるかも。
この制振装置があれば、あなたのご自宅はM12の地震にだって….
耐えられません。
出典:安城市 『南海トラフ地震(東海地震・東南海地震・南海地震など)の被害想定』 https://www.city.anjo.aichi.jp/kurasu/bosaibohan/yakudachi/yosokuchosa.html